
2007年には36回目を迎え、全米Top10に数えられるポートランドマラソン。アメリカ西海岸では3番目の規模、各種目を合わせると1万人ほどのランナーとウォーカー達で賑わう一日だが、真剣に42kmを完走せしめるアマチュアランナーには、ナイキの発祥地オレゴンにおけるこのマラソンは意味深いイベントでもある。過去10年間に女性ランナー参加者が増え、今や女性ランナーが58%を占めるという大会だが、全米初の歩くイベントであるウォーカー種目を導入したのも、ここポートランドだった。
People’s Marathon ー Everyone is a winner.
ーー 競争ではなく、楽しむマラソン
一部のエリート走者のためだけに設置されたコースと多額の出場金や優勝金を一切省いて、あくまで一般ランナーが参加できるようにとデザインされた大会は合計3000名以上のボランティアから成り立ち、各チャリティーにも貢献する地元還元型の大会である。子供用キッズラン(2マイル)、5マイル(10Kウォーク)など、フルマラソンのほかに家族揃って参加できる種目も揃えている。ビールや動物グミも設置された給水所も充実し、路上音楽エンターテイメントもバラエティーに富んでいる。そして、フィニッシュラインには毎年、感動的なドラマがある。
レス・スミス会長から、“Enjoy our Slow Life Marathon !”
過去26年間、大会の会長を務めるスミス氏はポートランド屈指の著名弁護士でもあるが、彼のモットーは「自分も走れるマラソン大会を運営する」こと。NYCマラソンでもおいしそうだと思えばホットドッグを途中で食べてしまうようなランナーだから、地元でマイペースで走ってもOK、かつそして誰もが歓迎されるような大会が欲しかった、とのこと。「スローテンポで楽しく走れるポートランドマラソンは、万人向けだから、どのように走っても歩いても、全員が勝者になれる。いうなればスローライフを満喫できる大会なんですよ。」
ボブ・ウイリアムス監督からの助言
ウイリアムス氏はご自身もオリンピック予選を経験した飛び切りのランナー時代を過ごし、今は次世代ランナーを世に送り出す精鋭コーチである。気さくな彼も、マラソンの準備についての話は真剣に答えてくれた。「これからマラソンに挑もうとするのだったら、成人男女どちらも1年、うーん、最低6〜8ヶ月の集中的な練習が必要ですね。つまり、どのマラソンに参加するのか8〜12ヶ月前からの計画を立てていかないといけない。ポートランドマラソンは5時間かかってもまだサポートがある大会だから、初心者にも嬉しいコースでしょう。日本からの参加者のみなさんも日頃のトレーニングを積んで、ぜひ大会でお会いしましょう。応援してしますよ。」
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ランナーも、ウォーカーも、ベビーカーも、歓迎される大会は珍しい。
2007年10月7日(日)に開催される大会要項はこちら:
www.portlandmarathon.org