
もともと高台地に位置する乾燥地帯は深い森とセージ草しか生えない草地が水脈にそって、パッチワークのような模様をなしているのだが、時として切り立った断崖や六角形の支柱型をした岩肌、また真っ黒な溶岩がそのまま冷えたラバビュートなどを見ると、難しい地質学が急に身近に思われたりするような場所でもある。
ベンドの町は、昨今ハイテク企業の誘致に熱心な街づくりを試みているそうだ。ほんの10年前は2−3万人の人口の街、それが今や7万5000人の人口。この急激な人口増加は何かを物語っているはずだ。おしゃれ度の進化。住宅価格の急騰。高級リゾートの参入。ホテル、モーテルも新しく。レストランのレベルアップ。日本人は感じないかもしれないが、交通渋滞の増加。今も昔も変わらないのは、雄大な自然を楽しむ人々が、ごくフツーの生活をしていること。ヒッピーでも、狂信的な自然崇拝でも、プロレベルでもない人々がエンジョイしている。このベンドあたりは、同じオレゴン州でもポートランドと比較して日照時間が格段の差で多い。平たく言えば、晴れの日が多い。 ベンドでの「楽しみ方」というのが、毎日の生活の中に常に存在して、じつは住民は楽しんでいる、ということにさえ気づいていないくらい、フツーにしている。
例えば、フライフィッシング。ダウンタウン内を流れている川で楽しめるので、車で2時間も移動することはない。スキー。巨大なマウント・バチェラー180度滑走コースは週末の遊び場。 ラフティング。デシューツ川といえば、ラフターが夢みるクラスが勢ぞろい。ロッククライミング。ちょっと裏庭のスミスロックはワールドクラス。ゴルフ。全米ベスト100の中にも入っているサンリバーのクロスウォーターGCを筆頭にセブンスマウンテン、イーグルクレストもブラックビュートもあって、書ききれない。
犬の散歩はダウンタウンの小高い丘、パイロットビュートで片道1マイルのジョギングを兼ねてする。
深い森の中を、ゆったり歩くのもいい。セージの香りがする草原をサイクリングも出来る。セントラルオレゴンの空気はずっと軽く、水分が少ない。ちょっと長く滞在するには朝夕の寒暖差を調節できる服装、履き心地のよい靴。それから、サングラスをお忘れなく。
以上が私的なベンド風景説明でした。 お役に立てればと思ってます。