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1980年、セント・へレンズ山(Mount St. Helens)は、広島型原爆2万7000個分のエネルギーを放出して大噴火しました。その火山灰は、200Km離れたオレゴン州ポートランドまで振り被ったそうです。被害は、建物200件・橋47本が消失、鉄道24キロメートル・高速道路300キロメートルが破壊、57名の命が奪われました。噴火により山の標高は2950メートルから400メートル減少し2550メートルになりました。しかし、この噴火に対しては、危険区域をうまく通達し立ち入り制限を行ったことにより、人的被害を小さなものにとどめることができた例としてもよく知られています。
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| 噴火口 |
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| トレイル | 円盤雲 |
セント・へレンズ山はワシントン州の山ですが、シアトルから行くよりもポートランドから行った方が近いのです。約2時間半のドライブで火口が望めるジョンストンリッジ観測所まで行くことができます。ちなみにシアトルから行くと約3時間ちょっとのドライブになります。この観測所では、噴火による地形変化をワイドスクリーンのフィルムで観ることができます。これは必ず観てください。最後に「わー」っと驚くフィナーレが・・・。
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| ジョンストンリッジ観測所 |
セント・へレンズ山は、カスケード山脈のひとつ。このエリアには、古くからの神話や伝説が伝えられています。その中で最も有名な話を紹介します。先住民族クリッキタットの間で語り継がれてきた「神々の橋」というお話です。
大昔、偉大なる聖霊がパートとワイーストという2人の息子を連れてこのエリアに来たそうです。ふたりはとても仲が悪いので、コロンビア川の南側(オレゴン州)と北側(ワシントン州)に住ませるようにしました。ふたりは、お互いにそれぞれの部族を築き上げました。次第に争いがなくなり仲良くなったので、聖霊は、それぞれの部族が行き交えるように巨大な石橋を架けました。この橋は「神々の橋」と呼ばれるようになりました。
ある日このエリアは大雪に見舞われ、人々は飢餓に襲われました。この惨状から人々を助けるためにルーウィットという老女は聖霊にお願いをしました。聖霊は、ルーウィットの心優しさに打たれ、人々を飢えから解放し、ルーウィットにご褒美として若さと美を与えました。そのルーウィットに、パートとワイーストがひと目惚れしてしまったのです。ふたりは同時に求婚したのですが、ルーウィットはどちらとも決めれられずはぐらかしているうちに、パートとワイーストは大喧嘩になったのです。お互いに焼け石を投げあったり、森林や家を焼き払い、大地をゆすり破壊の限りを尽くしたのです。そんなふたりに激怒した聖霊は、ルーウィットを自分のもとへ呼びつけ、パートとワイーストを山に変えてしまいました。そして、ルーウィットも山に変えてしまったのです。このルーウィットの山がセント・へレンズ山で、パートの山がオレゴン州のフッド山、ワイーストの山がワシントン州のアダムス山になったと伝えられています。いつも白いローブを身に纏っていた可憐な少女ルーウィットは、きれいに雪で覆われたセント・へレンズ山となったのですが、1980年の噴火で再び老女ルーウィットの姿に戻ってしまったのです。
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| 噴火前のセントヘレンズ山 |
アズマノインターナショナルでは、日本人ガイドが案内するセントヘレンズ火山探訪ツアーをご提供しています。 詳しくは、http://www.azumanointernational.com/portland/c_3.html#op07をご参考ください。
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